機動戦士ガンダムの歴史(宇宙世紀年表)
宇宙世紀(U.C.) | 主なできごと | 主な作品 |
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U.C.0001 | ラプラス事件 | 機動戦士ガンダムUC |
U.C.0079 | 一年戦争 | 機動戦士ガンダム |
U.C.0083 | デラーズ紛争 | 機動戦士ガンダム0083 |
U.C.0087 | グリプス戦役 | 機動戦士Zガンダム |
U.C.0088 | 第一次ネオ・ジオン抗争 | 機動戦士ガンダムZZ |
U.C.0093 | 第二次ネオ・ジオン抗争 | 機動戦士ガンダム逆襲のシャア |
U.C.0096 | ラプラス戦争(第三次ネオ・ジオン抗争) | 機動戦士ガンダムUC |
U.C.0097 | 不死鳥狩り | 機動戦士ガンダムNT(ナラティブ) |
U.C.0105 | マフティー動乱 | 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ |
U.C.0123 | コスモ・バビロニア建国戦争 | 機動戦士ガンダムF91 |
U.C.0133 | 木星戦役 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム |
U.C.0136 | 神の雷計画 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人 |
U.C.0149 | ザンスカール戦争 | 機動戦士Vガンダム |
U.C.0153 | エンジェル・コール争奪戦 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト |
U.C.0169 | 衰退した宇宙世紀(CROSS BORN) | 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST |
U.C.0223 | ガイアの光事件 | G-SAVIOUR |
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)のストーリー
第二次ネオ・ジオン抗争の終結から3年後のU.C.0096年。
工業コロニー「インダストリアル7」において、財団法人「ビスト財団」の当主カーディアス・ビストとネオ・ジオン残党軍「袖付き」へ「ラプラスの箱」と呼ばれる重要機密を譲渡が行われていた。
その頃、カーディアスの私生児として生まれながらもその記憶を消され、普通の学生としてアナハイム工専へ通っていた「バナージ・リンクス」は、謎めいた少女「オードリー・バーン」との運命的な出会いを果たす。
オードリーはザビ家の生き残りであるジオンの姫「ミネバ・ラオ・ザビ」であり、戦争の火種となる可能性のある「ラプラスの箱」の引き渡しを独断で阻止しようとしていた。
「ラプラスの箱」を巡って、「地球連邦軍」、「ビスト財団」、「袖付き(ネオ・ジオン残党軍)」の三つ巴の争奪戦が開始される・・。
ラプラスの箱とは?
ビスト財団が百年近くも栄えて来た裏には「ラプラスの箱」を利用して、地球連邦政府を揺ってきたからだと言われている。
「ラプラスの箱」は「箱が解放されれば連邦政府は転覆する」と呼ばれているモノであり、サイアム・ビストと当時の一部政府首脳陣しか正体を知っていない。
宇宙世紀0096年にサイアム・ビストは「ラプラスの箱」を開放するべく、「箱」の鍵であり道標でもあるユニコーンガンダムをネオ・ジオン残党「袖付き」に譲渡しようとしていた・・・。
ユニコーンガンダムの種類
ユニコーンガンダム 1号機(ユニコーン)
神獣ユニコーンをデザインモチーフにされたガンダム。
本作の主役機。初のフル・サイコフレーム機である。
「NT-Dシステム(ニュータイプ・デストロイヤー)」が発動すると、通常のユニコーンモードからデストロイモードへと移行される。
デストロイモード時はサイコフレームが発行し、頭部のアンテナも二つに分かれガンダムらしい形状となる。
サイコフレームの発光色は「赤」であるが、最大共振時は「緑」に変化する。
また、本機のみ「La+(ラプラス)」というラプラスの箱の所在地へと乗り手を導くシステムが組み込まれている。
搭乗者はバナージ・リンクス。
ユニコーンガンダム 2号機(バンシィ)
1号機の空間機動性能をフィードバックして調整された機体。
「死の到来を告げる嘆きの妖精」である「バンシィ」の通称で呼ばれる。
1号機同様NT-Dを搭載しているが、全身の装甲色が黒でサイコフレームの発光色が金となっている。
搭乗者は「マリーダ・クルス」「リディ・マーセナス」。
ユニコーンガンダム 3号機(フェネクス)
TVアニメ機動戦士ガンダムUCでは未登場の機体。
「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」で登場する機体である。
宇宙世紀0095年に試験用に先行納入されたフル・サイコフレームの素体を元に、ユニコーンガンダム1号機と2号機の建造データを反映させて地球連邦軍が独自に組み上げたユニコーンガンダム3号機。
通称となる「フェネクス」は、「ソロモン72柱の悪魔」の一角を担う邪悪な不死鳥の名称である。
全身の装甲色が金でサイコフレームの発光色が青となっている。
搭乗者は「リタ・ベルナル」「??・????」。
シナンジュ・スタイン(ユニコーンガンダムの実験機)
TVアニメ機動戦士ガンダムUCでは未登場の機体。
「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」で登場する機体である。
ユニコーンガンダムのプロトタイプとして複数機(2機以上)製造された。
ネオ・ジオン残党軍により2機が強奪(に偽装して譲渡)され、1機はフル・フロンタル専用機「シナンジュ」へと改修される。
残りのもう1機は「袖付き」の装飾が施されゾルタン・アッカネン搭乗機として運用されることとなる。
搭乗者はゾルタン・アッカネン。
シナンジュ(シナンジュ・スタインを改修した機体)
ネオ・ジオン残党軍が強奪したシナンジュ・スタインを、フル・フロンタル専用機として改修した機体。
ジオン風に一新された外見と真紅のカラーリング、フル・フロンタルのカリスマ性から「赤い彗星の再来」と渾名される。
総帥シャア・アズナブルを失い士気の低下したネオ・ジオンの崇拝と士気高揚の対象
搭乗者はフル・フロンタル。
また、拠点攻略用巨大MAネオ・ジオングのコア・ユニットとしてシナンジュが使用されている。
ユニコーンガンダムに使用されているサイコフレームとは?
パイロットの脳波を感知するコンピューター・チップ(サイコチップ)を金属粒子なみのレベルで封じ込めた新素材であり、主にモビルスーツ用の構造部材として使われている。
サイコフレームを使用することで、非常に高効率かつ高密度なサイコミュ・システムとして機能する。
サイコミュ・システムを使用することによってビットやファンネルといった遠隔誘導端末の精密な操作が可能となる。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場する「ν(ニュー)ガンダム」や「サザビー」などに搭載されている。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のラストで、後に「アクシズ・ショック」と呼ばれる、地球に落下するアクシズをサイコフレームの共振により停止させた超常現象を引き起こした。
サイコフレームは後にフル・サイコフレーム機であるユニコーンシリーズに使われている。
また、資料により異なるが「ガンダムF91」の一部にもサイコフレームが使われている。
そして、機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)へ・・・
アニメ版ユニコーンガンダムの約1年後、新たな事件が起こる。
消息不明になったユニコーンガンダム3号機(フェネクス)を捜索するため、連邦軍は「不死鳥狩り」作戦を発令する。
「不死鳥狩り」作戦の増援としてルオ商会運用の宇宙輸送船ローズパッドと共にガンダムNTも、シュザール隊に増援として送り込まれるが・・・。
機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)の映画は2018年11月30日より公開!!
RX-9 ナラティブガンダム
ルオ商会が「不死鳥狩り」の増援として手配したモビルスーツ。
アナハイムエレクトロニクス社がνガンダムの開発データ取得のために製造した多目的試験用モビルスーツである。
「不死鳥狩り」用に取り寄せた3種類の武装ユニットを追加換装することができる。
搭乗者はヨナ・バシュタ。