ベランダビオトープ
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タイトル | ベランダビオトープ |
出版社 | 白泉社 |
巻数 | 1巻(完結) |
1巻発売日 | 2017/3/29 |
著作 | 馬場民雄 |
ヒメダカ、ミナミヌマエビ、
スジシマドジョウ、バラタナゴ、
etc…
これらの水棲生物の楽園を目指して、ベランダに自分だけの“世界”を創る! !
・水槽は「トロ舟」がベスト!
・「水作り」には2週間はかける!
・問題児「サカマキガイ」の駆除方法は?
…今は何の事だかサッパリわからなくても、このコミックスを読めば、すぐに理解できます! !
そして、「自分も創ってみたいな…」という願望が芽生えるはず…! !
都会のド真ん中で、自然を愛でる。
生物好き男子の趣味、ここに極まれり! !
新たな発見と喜びが楽しい、生き物エッセイマンガ! !
目次
第01話:ベランダに池を創る
第02話:ベランダ池の惨劇
第03話:プラ舟池に引っ越し
第04話:ベランダ池の新アイテム
第05話:池を彩る植物たち
第06話:ベランダ池の子供たち
第07話:夏の池
第08話:ベランダ池の新住民
第09話:招かれざる来訪者
第10話:ベランダコンポスト
第11話:ベランダ事変
第12話:ベランダ池の復活
第13話:新しい池
第14話:ベランダ池の花
第15話:ミミズ鉢その後
第16話:ベランダ池の冬越し
第17話:ベランダ池の終わり
第18話:ビオトープ・マイスター
第19話:実家に家を創る
第20話:地上の池
描き下ろし特別編:池の創り方
※147ページ
ベランダで食物連鎖の生態系を作りたい!
ある日、ベランダに置いてあるエアコンの室外機の排水からコケが生育されていることを知った主人公。
排水を利用して池を作れば植物連鎖ができるのではないかと考え、タライを買い、インターネットでメダカ、ミナミヌマエビ、石巻貝、アナカリス、マツモを購入し、ベランダでビオトープをはじめます。
しかし、生体が住めるような水質になる前に生体を大量投入し死なせてしまう・・・など、初心者なら誰でも通る失敗談も豊富に描かれています。
もちろん、失敗を経てどのような対策をしたかも、しっかり描かれています。
生体がいるとついついエサをあげたくなってしまいますが、主人公は常に自然のあるがままを求めているので人工エサは一切使いません。
自然の池と同様に食物連鎖で、ビオトープが成り立つように考えて行動しています。
プラ舟を購入してドリルで穴を開けて水が溢れないようにしたり、サイフォンの原理を利用して全て容器と連結させたりとかなり本格的にベランダビオトープを創られています。
マンションの外壁工事で、一時的にビオトープを設置できなくなったときにどうやって生体たちを退避させるかなど、実際に起きうる事態も掲載されていて、自分ならどうするだろうと考えながら読むとおもしろいと思います。
ベランダに物を置くときは注意して!
巻末に掲載されていますが集合住宅のベランダは共用部分にとなり、災害時などはベランダの壁を壊して隣室へ避難することも考慮されています。
基本的には避難の邪魔になるような物は法律でも禁止されています。
もし、ベランダにビオトープを設置するのであれば災害時の避難に邪魔にならないような大きさにしましょう。