ビオトープってそもそもなんなの?
ビオトープ(Biotop)はドイツ語で日本語では「生息空間」、英語ではバイオトープ(biotope)という意味になります。
元々は生物たちが生息する空間を示す言葉ですが、鉢などで「水草や抽水植物、小魚等を飼育する環境」を形成したものを「ビオトープ」と呼んでいます。
メダカは屋内よりも屋外の方が飼育しやすい?
メダカは温帯魚のため熱帯魚用のヒーターも不要です。
そのため、観賞魚のなかでは飼育しやすいメダカですが、屋内での飼育も慣れないうちは死なせてしまった人も多いのではないでしょうか?
屋外では太陽の光でメダカが住みやすいグリーンウォーターができやすく、屋内飼育よりも飼育が簡単だと言われています。
上手く環境を整えてあげれば、蒸発して減った分の水だけを足すだけで飼育することも可能ではあります。
もちろん、エサをあげた方がメダカを飼育しやすいよ。
私はメダカさんが元気に育ってほしいから、ちゃんとエサはあげるね。
ビオトープに必要なモノ
・鉢などの容器
・赤玉土などの底床
・水(1日以上放置してカルキしたもの)
・水連(スイレン)などの植物
・生物(メダカ、ミナミヌマエビ、ヒメタニシなど)
・生物のエサ
基本的にビオトープは水の中に生物、植物を入れますが無理に全部揃える必要はなく、植物だけ育てたいのであれば生物は入れなくても大丈夫です。
メダカの場合は容器と水とエサだけあれば飼育することも可能です。
ただ、メダカなどの生き物を入れる場合は底床や植物を入れてあげた方が、生物が住みやすい水質に変わりやすいので合わせて入れてあげた方が良いと思います。
ビオトープに必要な費用は観賞魚用の飼育用具を使用した場合は5000円~1万ほど掛かります。
100円ショップで容器などを購入すれば、3000円前後からでも始めることができます。
ビオトープの始め方
今回は姫スイレンとメダカでビオトープを作成してみました。
1点注意してほしいのが、メダカなどの生物を入れるときはビオトープを作成してから1ヶ月後ぐらいにしてください。
作成したばかりのビオトープでは生物が住みやすい環境が整っていません。
いきなり生物を入れると、最悪死んでしまう場合もあります。
時間が経つにつれ、バクテリアなどの生物が住みやすい環境を作ってくれる微生物が増えていきます。
1.容器を用意しよう
今回は「スドー メダカの発泡鉢」を使用しました。
この容器は発泡スチロールでできているため、軽くて保温効果があります。
また、雨水などで容器から水が溢れてメダカなどの生体が流されないように、一定量まで水が増えたら自然と水が流れるように「オーバーフロー穴」がついています。
オーバーフロー穴は付属のマット(スポンジ状のモノ)で入れることで、マットから水だけが出る仕組みになっています。
マットが痛んできた場合は、市販のろ過マットを小さく切ることで代用することも可能です。
容器は水を入れるとかなり重くなるので、設置したい場所で準備をしましょう。
冬場は太陽光が弱くなるので直射日光が当たる場所でも大丈夫ですが、夏場は水温があがり過ぎて場合があるので多少日陰ができる場所の方が良いと思います。
2.姫スイレンを入れてみよう!
今回は姫スイレンを入れてみます。
姫スイレンは温帯性と熱帯性の主に2種類が存在します。
種類によって越冬させかたが異なりますので注意しましょう。
容器は発泡スチロールなので、そのまま姫スイレンを入れてしまうと根っこが発砲スチロールを突き破って水漏れしてしまう可能性があるので、100円均一で購入したプラスチック容器の中に姫スイレンを入れています。
3.容器に底床を入れよう
容器に底床(土)を入れます。
45cm×30cm×20cmの容器なので大体2~3kgぐらいの底床があればいいので、「スドー メダカの焼玉土 黒 2.5L」を使用しました。
土の色は黒の方が、メダカの保護色(背地反応)で発色が良くなり、綺麗なメダカを楽しむことができます。
※メダカの種類によっては背地反応をさせない方が綺麗なメダカもいます。
そのかわり、思った以上に底は見えづらいです。
底を見たい場合は茶色などの比較的明るい色の底床の方が見えやすいです。
今回は黒色の底床を使用しましたが、個人的には茶色の方が良かったかなと思っております。
4.容器に水を入れよう!
容器に水を入れます。
この時点ではメダカなどの生物を入れないので水道水でも大丈夫です。
もし、すぐに生物を入れないといけない場合は、カルキ抜き剤などを使ってカルキ抜きした水を入れてください。
水を入れたらバクテリアなどの微生物が徐々に増えていき、生物が住みやすい環境ができていきます。
この状態で1ヶ月間程放置しましょう。
水は減ってきたら、1日以上汲み置きした水又はカルキ抜きした水を入れてください。
5.生物を入れてみよう!
1ヶ月程経ったら、生物をいれてみましょう。
ここでも注意が必要で、一度にたくさんの生物を入れると水質が一気に悪化してしまいます。
たくさん入れたくなる気持ちはわかりますが、元気に育ってもらうためにもここは我慢して少しずつ増やしていきましょう。
最初はメダカなら3匹程ぐらいにした方が上手くいきやすいです。
生物を入れる場合は、いきなり入れてしまうと今までいた水との急激な水質の変化で、体調を崩してしまいます。
点滴法などでゆっくりと水合わせを行い、負担を減らしてあげてください。
ビオトープを作成してから1ヶ月しか経っていないので、バクテリアなどの微生物の数もまだ少ないころです。
また、1ヶ月~2ヶ月程時間を置いてから、次の生物を入れましょう。
メダカには1日に2回程をエサをあげましょう。
エサはたくさん入れすぎると水質が悪化してしまうので、5分ぐらいで食べきれる(メダカの目と同じぐらいの)量を与えましょう。
「スドー メダカの発泡鉢 大」の容器だと13Lほどの水量なので、個人的には増やして8匹ぐらいまでの方が安定しやすいと思います。
環境次第ではそれ以上飼うこともできるだろうけど、安定して飼いたいなら1L、1匹未満の方が良いと思うよ。
6.いろんな生物を入れてみよう!
ビオトープを始めてから3ヶ月ぐらい経過したら、生物が住みやすい水質に変化している頃です。
メダカの量を増やしたり、他の生物も入れてみましょう。
ミナミヌマエビ
雑食性のエビでコケや生物の死骸も食べてくれます。
東京の気温なら越冬もできます。
ヒメタニシ
コケだけでなく、水質を浄化してくれるタニシの仲間です。
ビオトープを始める前に参考になる漫画
ベランダで本格的なビオトープを作成した実体験を元にした漫画です。
飼育本というよりは、作者の実体験を見て楽しむという内容ですが、ビオトープを始めてみたいと思っている人には参考になると思います。
読むとビオトープを始めたくなる気分になりますよ。
ビオトープ関連の容器
スドー メダカの発泡鉢/発泡スチロール
※スマホは表を横にスライドできます。
名称 | サイズ |
メダカの発泡鉢 小 | 幅31.3cmX奥行18.5cmX高さ15cm |
メダカの発泡鉢 | 幅39.6cmX奥行25.6cmX高さ17.0cm |
メダカの発泡鉢 大 | 幅45cmX奥行30cmX高さ20cm |
ジェックス メダカ元気 快適・繁殖ケース/ビーズ法発泡スチロール
※スマホは表を横にスライドできます。
名称 | サイズ |
メダカ元気 快適・繁殖ケース S | 幅35cmX奥行21cmX高さ20cm |
メダカ元気 快適・繁殖ケース M | 幅35cmX奥行30cmX高さ29cm |
メダカ元気 快適・繁殖ケース L | 幅60cmX奥行30cmX高さ29cm |
※スマホは表を横にスライドできます。
名称 | サイズ |
メダカ元気 快適・繁殖ケース用フタ 細目金網 S用 | 幅36cmX奥行22cmX高さ2.8cm |
メダカ元気 快適・繁殖ケース用フタ 細目金網 M-L用 | 幅36cmX奥行31cmX高さ2.5cm |
スドー 金魚の小鉢
※スマホは表を横にスライドできます。
名称 | サイズ |
スドー 金魚の小鉢 | 幅29.7cmX奥行29.7cmX高さ19cm |
スドー メダカの丸鉢
※スマホは表を横にスライドできます。
名称 | サイズ |
メダカの丸鉢 | 幅34.5cmX奥行34.5cmX高さ16cm |
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・ヒロセペット谷津本店(習志野市)
・water plants lover(習志野市)
・家メダカ
神奈川県のアクアリウムショップ
◆神奈川県の大型アクアショップ
◆神奈川県のメダカ専門店
・みぞのくちめだか販売店(川崎市)
・トロピランド相模原店(相模原市)
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・横須賀鬼めだか(横須賀市)
・横須賀☆めだか(横須賀市)
・金魚屋あいこ(横浜市)
・葉山メダカ(横浜市)
・AQUAリサイクル(横浜市)
・ペットの専門店コジマ ベイタウン横浜本牧店(横浜市)
・よこはま金魚(横浜市)
・Water House N-3(横浜市)
・アクアカプセル(三浦郡葉山町)
埼玉県のアクアリウムショップ
◆埼玉県の大型アクアショップ
◆埼玉県のメダカ専門店
・モンスターアクアリウム川口店(川口市)
・AQUA Revelation J.B.(川越市)
・あっぱれ!MEDAKA CLUB(川越市)
・心めだか(加須市)
・ちゅらめだか(さいたま市)
・めだか屋HAKOBUNE(さいたま市)
・e-scape坂戸店(坂戸市)
・めだかガーデン(日高市)
・堀切めだか5号店(羽生市)
・うなとろふぁ~む(富士見市)
栃木県のアクアリウムショップ
京都府のアクアリウムショップ
◆京都の大型店舗
・ひごペットフレンドリー京都店(京都市)
・Aqua Jewelry マーサ(京都市)
・京都魚苑(京都市)
大阪府のアクアリウムショップ
◆大阪の大型店舗
・アクアテイラーズ(東大阪市)
・ベタショップ フォーチュン(大阪市)