熱帯魚の飼育方法

熱帯魚のエサの種類と与え方

流川 萌愛
流川 萌愛
熱帯魚の餌ってたくさんあってどれをあげたら良いか難しいよね。どんな餌をあげたらいいのかな?
ユウマ
ユウマ
じゃあ、今回は餌の種類と熱帯魚別に適した餌について説明していこうか。

人工飼料

粒・顆粒タイプ

粒・顆粒タイプの特徴

~メリット~
・稚魚から成魚まで幅広く使える。
・水に溶けにくいので、水を汚しにくい。
・粒状なので景観を損ねにくい。
・上層から中層の熱帯魚に向いている。

~デメリット~
・フレークタイプよりも消化吸収が遅い。
・餌の種類によっては独特な臭いがある。

粒状の餌です。「メダカや金魚の餌は?」と聞かれたら一番想像しやすい形だと思います。

粒にも粉なようなサイズからお米ぐらいの大粒のものまでその大きさも様々で、小型の熱帯魚であれば稚魚から成魚まで粒・顆粒タイプでも十分です。

粒・顆粒タイプのエサは最初は水面に浮かび、水を含むことで底に沈んでいきます。

後述のフレークタイプと違い消化吸収は遅いですが、沈殿しても景観を損にくいのも特徴です。

ベタフード
熱帯魚の粒・顆粒タイプのエサまとめ熱帯魚の粒・顆粒タイプのエサについてまとめました。...

フレークタイプ

フレークタイプの特徴

~メリット~
・消化吸収が早い。
・上層から中層(個人的には上層から下層)の熱帯魚に向いている。
・ほとんど臭わない。

~デメリット~
・水に溶けやすく、水を汚しやすい。
・餌が残っていると目立つため景観を損ねる。

フレークタイプは薄い板状の餌になります。

薄く溶けやすので消化吸収が良いのが特徴です。

浮力が高いので水面に浮かびやすいですが、水にも溶けやすいので沈殿も早いです。

一般的には上層から中層用と言われていますが、個人的には同じ餌でも上層に残り続ける餌とすぐに沈殿する餌があるので、上層から下層まで幅広く与えられる餌だと思います。

ただし、水に溶けやすいため水を汚しやすいのと、メダカぐらいの大きさの熱帯魚には餌が大きすぎて食べづらそうな印象があります。

フレークタイプの餌をあげる時に、手などで軽くすり潰しながら上げると小型の熱帯魚にも食べやすくなります。

テトラミン
熱帯魚のフレークタイプのエサまとめ熱帯魚のフレークタイプのエサについてまとめました。...

タブレットタイプ

タブレットタイプの特徴

~メリット~
・すぐ底に沈むため下層の熱帯魚に向いている。
・すぐに崩れないので餌への食いつきが遅い熱帯魚も食べられる。

~デメリット~
・残り餌が底砂の間に入りこみやすい。

タブレット状に固めた餌です。

水に入れるとすぐに沈んでいくため、コリドラス、ドジョウ、プレコなど底物系の熱帯魚に最適な餌です。

食べれるように柔らかくなるのに数分程度掛かるため、食いつきが遅い熱帯魚でも食べることができます。

餌によってはメダカやグッピーなどの上層から中層の熱帯魚も食いついて来ます。

先にタブレットタイプの餌を入れて食いつきが良い熱帯魚の注意を逸らしてから、フレークタイプの餌などを与えることで食いつきが遅い上層から中層の熱帯魚に餌を与えることもできます。

デメリットとしては、底砂に残り餌が入り込みやすいです。

残り餌があると水質の悪化に繋がるので、定期的に底砂の掃除しましょう。

タブレットタイプ
熱帯魚のタブレットタイプのエサまとめ熱帯魚のタブレットタイプのエサについてまとめました。...

生餌

生餌 乾燥タイプ

生餌 乾燥タイプの特徴

~メリット~
・腐りにくく保存性が高い。
・ビタミンなどを添加しているので栄養価も高い。

~デメリット~
・底に沈みにくい。
・活き餌や冷凍餌に比べて食いつきが悪い。

ミジンコ、アカムシ、イトメ、ブラインシュリンプなどの生餌をフリーズドライ加工で乾燥させたタイプの餌です。

ほとんどの場合、ビタミンなどの栄養素も添加しているので栄養面も優れています。

フリーズドライ加工で乾燥されているため、餌が浮かびやすくなかなか底に沈まないため上層の熱帯魚に向いています。

デメリットとしては、活き餌や冷凍餌んい比べて食いつきが悪く、普段から与えていないと餌だと認識しないことがあり、粒状やフレークタイプよりも食いつきが悪いことがあります。

ひかりFD ビタミンブラインシュリンプ
熱帯魚の生餌 乾燥タイプのエサまとめ熱帯魚の生餌 乾燥タイプのエサについてまとめました。...

生餌 冷凍タイプ

生餌 冷凍タイプの特徴

~メリット~
・人工飼料に慣れていない熱帯魚にも食いつきが良い。

~デメリット~
・水を汚しやすい。
・要冷凍のため、冷凍庫が必要。
・生餌であることから家族の理解が必要。

ミジンコ、アカムシ、イトメ、ブラインシュリンプなどの生餌を冷凍加工したタイプの餌です。

ほぼ生きていた状態の餌のため、人工飼料に餌付きにくいスカーレットジャムやアベニーパファーなどの熱帯魚も食べてくれやすいです。

アクアショップでも活きイトメ又は冷凍アカムシをあげていることが多いので、人工飼料に慣らすまでの繋ぎとして使うのに適しています。

要冷凍の餌のため、夏場などは特に購入したらすぐに帰宅して冷凍庫に保管して下さい。

また、冷凍庫に保管するため、事前にご家族に伝えていないとトラブルになる場合がありますので、理解してもらったうえで購入しましょう。

保管する際は、紙袋に入れてからビニール袋やジップロックなどに入れれば、直接冷凍餌が見えないのでオススメです。

ユウマの静かに熱帯魚をやりたいの
熱帯魚の生餌 冷凍タイプのエサまとめ熱帯魚の生餌 冷凍タイプのエサについてまとめました。...

生餌 活き餌

生餌 活き餌の特徴

~メリット~
・非常に食いつきがよく、人工飼料に餌づかない熱帯魚に向いている。
・稚魚の餌にも最適。

~デメリット~
・生きているため長期保存できない。
・熱帯魚と活き餌のどちらを飼っているのか分からなくなる。
・アクアショップでは取り扱っていない店舗が多い。

ミジンコ、イトメ、ブラインシュリンプなどを生きたまま状態あげます。

餌の食いつきは他の餌とは比べ物にならないぐらい食いつきが良いです。

ミジンコやブラインシュリンプは稚魚の餌にも最適で、特にミジンコは稚魚が一定の大きさになるまでは同じ水槽内で繁殖もしてくれるのでいつでも稚魚が餌を食べられるので餓死しにくいです。

デメリットととしては、活き餌は文字通り生きているため長期保存に向かないです。

ミジンコの場合は繁殖させて増やすこともできますが、1日に1、2回餌を与える必要があり、水質も注意し、突然の全滅を回避するため複数の飼育容器を用意する必要があり、好きな人でないとかなり手間な作業となります。

取り扱っているアクアショップも少ないので、近場で販売していない場合はオンラインショッピングで購入しましょう。

ミジンコ
熱帯魚の生餌 活き餌タイプのエサまとめ熱帯魚の生餌 活き餌タイプのエサについてまとめました。...

熱帯魚の餌の与え方

餌の量はどれくらいあげれば良いの?

小型魚に与える餌の量

・1日に1~2回程度
・1~3分程度で食べられる量
・1匹当たり目玉の大きさと同じぐらいの量

メダカやグッピーぐらいの大きさの熱帯魚であれば1~3分間ぐらいで食べれる量を、1日に1~2回程度与えましょう。

1~3分間ぐらいと言われても具体的な量が分からないと思うので、目安としては熱帯魚の目玉の黒い部分と同じぐらいの量を与えましょう。

ユウマ
ユウマ
熱帯魚は常に餌を探し続けるので、与えれば与えた分だけ食べ続けてしまうのであげ過ぎないように注意しようね。

混泳水槽での餌の与え方

混泳水槽での餌の与え方

・最初にタブレットタイプの餌を与える
・フレークタイプを軽く指で潰して細かくして与える
・口が小さい魚ように塁粒タイプを与える

同じ種類の熱帯魚でも個体差があり、餌に貪欲なタイプは周りの熱帯魚を追い払い独占しようとします。

全ての熱帯魚に餌を与えるために、タブレットタイプを先に与えることで注意を逸らしてから他の餌を与えることで他の熱帯魚もいきわたり易くなります。

また、フレークタイプの餌は指で軽く潰して細かくしてあげることで、小さい熱帯魚も口に入れやすいです。

最後に塁粒与えることで、上層から中層の反応が遅い熱帯魚にも餌がいきわたるようにしましょう。

コリドラスやドジョウなどのタブレットタイプに適している熱帯魚がいない場合は、タブレットは与えずビーカーなどで水槽の水を出し入れして軽くかき混ぜれば全体にいきわたり易くなります。

ユウマ
ユウマ
僕はこの方法でやっているけど、フレークタイプだけでも大丈夫だよ。

人工餌に慣れにくい熱帯魚への餌の与え方

人工餌に慣れにくい熱帯魚への餌の与え方

・ミジンコなどの活き餌をと一緒に塁粒タイプの餌与える
・慣れてきたらフレークタイプの餌も一緒に与える
・人工飼料に慣れたら活き餌は与えない

人工飼料を食べない熱帯魚はイトメや冷凍アカムシを与えているアクアショップが多いため、まず人工飼料を餌だと認識していない場合があります。

熱帯魚は自分の口に入る大きさの動くものは餌と認識する傾向が高いため、ミジンコと一緒に塁粒タイプの餌を与えるとミジンコと誤認して食べることで徐々に人工飼料に慣れていきます。

フレークタイプの餌を与えたい場合は、合わせて与えていくことで徐々に餌だと認識していきます。

注意点としては、人工飼料に慣れてから活き餌だけを与えてしまうと、活き餌だけを食べるように戻ってしまいます。

活き餌を与える際はできるだけ、人工飼料と一緒に与えましょう。

ユウマ
ユウマ
スカーレットジャムなどの一部の熱帯魚は人工飼料はほとんど食べないから根気よく続けようね。
ユウマ
ユウマ
人工飼料に慣れないうちはサテライトなどに隔離して、人工飼料に慣れさせる方法もオススメだよ。ただし、熱帯魚の数が多すぎるとストレスで弱ってしまうから熱帯魚の入れ過ぎに注意してね。

熱帯魚ごとのオススメの餌は?

ユウマ
ユウマ
画像や文字リンクはcharm(チャーム)さんのサイトへのリンクするようにしているよ。熱帯魚の特徴や飼育方法なども記載されていてネット購入もできるから参考にしてみてね。

メダカ・グッピー・ネオンテトラなどの小型魚

charm-メダカ
画像元:charm



メダカグッピーネオンテトラなどの小型魚は、上層から中層付近を泳いでいるので粒・塁粒タイプ、又はフレークタイプの餌を与えましょう。

稚魚や小さいうちは口がとても小さいので、フレークタイプは食べづらいため、稚魚用の粒・塁粒タイプがオススメです。

コリドラス・ドジョウなどの底物系

charm-コリドラスパンダ
画像元:charm



コリドラスドジョウは下層(底)にいるので、すぐに沈むタブレットタイプの餌を与えましょう。

残り餌の掃除屋というキャッチフレーズで良く販売されていますが、他の熱帯魚に対して適正な量を与えている場合は、餌が足りないのできちんと底物系に対しても餌を与えましょう。

逆に混泳水槽で、底に餌が溜まってしまうような場合は個別に餌を与える必要はありません。

ミナミヌマエビ・レッドビーシュリンプ・ザリガニなどのエビ類

charm-ミナミヌマエビ
画像元:charm



ミナミヌマエビレッドビーシュリンプザリガニなどはタブレットタイプでも大丈夫ですが、専用のペレットタイプの餌があります。

ミナミヌマエビはコケ取り用として導入する場合は、人工飼料を与え過ぎるとコケを食べなくなるので3日に1度ぐらいの頻度にすると良いでしょう。

ユウマ
ユウマ
大きいミナミヌマエビやヤマトヌマエビは餌をもったまま移動するから見ていてとても可愛いよ。

オトシンクルス・プレコなどの植物性の餌を好むタイプ

charm-オトシンクルス
画像元:charm



オトシンクルスプレコなどの植物性の餌を好むタイプは、植物性のタブレットタイプの餌を与えましょう。

ただし、植物性の餌を好むタイプは人工飼料に馴染みなくいです。

サテライトに隔離して、コケなどを与えながら徐々に植物性の人工飼料に慣らしていくと良いでしょう。

植物性を好むといっても雑食なので普通の人工飼料にも餌付いてくれる場合もあります。

ユウマ
ユウマ
植物性人工飼料の成分を見ると、フィッシュミールなど普通の人工飼料に使われているものも使用しているよ。フレークタイプの餌なども普通に食べてくれる場合もあるから餓死させないように徐々に慣らしていこうね。

アベニーパファーなどの人工飼料に餌付きにくいタイプ

charm-アベニーパファー
画像元:charm


アベニーパファーなど人工飼料に餌付きにくいタイプは、冷凍餌活き餌を与えつつ、粒・塁粒タイプフレークタイプの餌に馴染ませていきましょう。

アベニーパファーやドワーフボーシャ場合はレッドラムズホーンなどの貝類を活き餌として与えるのもオススメです。

ユウマ
ユウマ
アベニーパファーやドワーフボーシャはスネール対策に導入される方も多いよね。ラムズホーン類は2匹以上いれば爆殖するから繁殖専用水槽を用意してあげても良いと思うよ

バジスバジス・スカーレットジェムなどほとんど人工飼料を食べないタイプ

charm-スカーレットジェム
画像元:charm



バジスバジススカーレットジェム人工飼料に全く馴染まない個体も多いです。

更に冷凍アカムシなどの冷凍餌も食べない場合もあるので、その場合は活き餌を与え続けるしかありません。

飼育する場合は、活き餌を与え続けることができるかも考えたうえで熱帯魚を購入しましょう。

アクアリウム関連
» Translate